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「『長編一覧』」
『溢れる想い・全18話』

10

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『求め合うということ』※18禁。
科学反応の様に変化の連鎖が仲間内でおきていたころ、
その仲間達からいい加減くっつけと想われていた二人は、漸く心の中の箍を外そうとしていた。

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『冴羽アパート・リョウの部屋』
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「漸く我慢しなくてよくなるわけか~♪
 リョウちゃんうっれし~♪るんるん♪らりるれるんるんッ♪」


などと言いつつ意気揚々と香をお姫様抱っこしながら
スキップで自室に戻ってきたリョウは、真っ赤になって緊張している香を、
優しく自分のベットへと横たえた。


そっと香の横に自らも横になり、
ガチガチに緊張してかたまってしまった香に苦笑いしながら、
香の耳に唇を近づけ、リョウは優しく切なく囁く。


「そんなにカチカチになるなって・・まぁ・・無理もないが・・
だが・・お前は・・俺とこうなることを嬉しくは思ってくれないのか?」


香はリョウのこの質問に驚いていた。

ガチガチに緊張してしまっているのは、
こういう状況に免疫がないというだけではない。

今こうしている相手が初恋の相手であるリョウで、
長年香の中にあった女としての願望が現実のモノになろうとしてるからであって、
女として嬉しくないわけがない。


「う・・嬉しくないわけないじゃない・・
・・ずっと叶うはずないって思ってたことだから・・
・・やっぱ緊張しちゃうのよ・・///」


リョウは香の返事に心底嬉しそうな表情をしながら、
香に触れるだけの優しいキスを落とす。


(この俺が溺れちまうんだからなぁ・・・・ほんとお前はすげぇよ)


香を優しく抱きしめながら、
リョウは深くキスをしようと体勢をかえようとする。

すると、香が少し困った顔をしながら言う。


「ん・・ぁ・・ね・・ねぇリョウ?」


「どうした?」


色々な騒動が起こったので、
香もリョウも少し汚れてしまっていたのだ。

先程湯を入れていた風呂を思い出して香は言う。


「リョ・・お・・お風呂入りたいよ・・
ちょっと汚れちゃってるでしょ?二人して・・」


限界をまだ感じ取ってくれていない香のその発言に、
リョウは少し溜息をつきながら、香の耳元に切なく囁く。


「はぁ・・そんなん俺は気になんねぇって・・
つか・・もう我慢の限界なの・・分かる?香ちゃん」


香はその言葉に、何も言えなくなってしまった。

リョウの切なく熱っぽい表情に、香は魅入られてしまったのだ。


「ッ・・」


そんな香の様子に気づいたリョウが低く、甘く、囁く。


「ほんっとに・・俺ってば・・
今までよく我慢してこれたもんだ・・・
・・・香・・お前・・可愛すぎ・・堪んねぇ・・・」


吐息と甘い言葉がダラダラと流れ出るのを止められぬまま、
リョウは香の首筋に吸い付き、自分の印をつけていく。


「ぁっ・・んっ」


香は自分から出た甘い喘ぎに気づき、激しく戸惑った。


(や・・やだっ・・変な声でちゃうよっ・・
は・・恥ずかしすぎるっ)


ふいに香は手の甲を、自分の唇に押し付けた。


(こんな恥ずかしい声・・これ以上リョウに聞かれたら・・
が・・我慢しなきゃっ///)


香がそんな初心者らしい思考をめぐらせている間も、
リョウの唇と舌は、香の耳、首筋、喉、鎖骨と
少しずつ位置をずらしながら、香の身体を味わってゆく。


「ふぅっ・・ぅっ・・」


くぐもった喘ぎが聞こえて、
リョウは香が声を我慢している事に気がつく。

初体験である香が甘い喘ぎを恥ずかしいと思うのは当然であったが、
リョウは香の甘い声が聞きたくて堪らなかった。


「なぁ、香・・声我慢するな・・」


リョウの言葉に香は既に赤かった全身を更に真っ赤にし、
目尻に涙を溜めてイヤイヤしながら言う。


「・・ハズカシイ・・ょ・・こんな・・はしたない声っ
聞かれたら・・リョウに嫌われちゃう・・からっ」


(・・初体験で・・怖くてしかたないだろうに・・
こんな時でも、おまぁは俺の事ばぁっかなんだな・・)


ニヤリと笑みを見せながら、リョウは香に言う。


「くっくっ・・香・・そりゃぁ逆ってもんだぜ?」


「・・え?」


(逆って・・・どういう事だろう・・)


リョウは急に真顔になり、
香を瞳をじっと見つめながら言う。


「お前の甘い声・・聞かせてくれよ・・
俺を感じてくれてる証拠なんだぜ・・嬉しくはなっても、
嫌いになるわけないだろ・・」


言いながらリョウは、香を優しく抱きしめる。


「リョ・・」


リョウは全てを受け入れようとしているのだと、
香はこの時、漸く気がついたのだった。

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